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2008年4月16日 (水)

何故日本に投資は定着しないのか

 標記のテーマについて色々な見解があろうが、最近読んだ新書になるほどと思わせる個所があった。
その本というのは、「勝間和代」という当代の若手女性経済評論家のなかでも「いま世界で最も注目される50人の女性」のひとりと言われている方の著作だ。
 その著書の中になぜ日本では資産形成のスタイルが貯蓄に偏っていて投資に向かないのかという課題にこう応えている。
 日本の勤労者は男女とも世界のどの先進国のそれよりも圧倒的に長時間労働であって、勤労の対価はリスクを取れないのだと。 また、労働が長時間にわたる為投資に関する研究や情報収集の時間が取れないというハンディをも持っていると。
 すべて納得してしまうのだ。
投資は分散投資(ポートフォーリオのこと)が常套だ。少しずつでも積み上げて2年分の勤労所得を賄える程度が第一義的目標だろう。
 何故なら、理不尽な労働を堪えて現状に甘んじなくても次の仕事を探せる期間とも言えるから。

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