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2008年4月25日 (金)

業務統合システムと会計システムについて

 業務システムの統合化が言われて久しいが、現場での評価はイマイチの感がある。
理由はいろいろ考えられるであろうが、私は概ね以下の二つの理由によると思っている。
 ひとつは、他のサブシステムからの無条件の会計データの受け入れが返って混乱を増長し決して効率的でないこと。
 ふたつ目は、いま、注目を集め、今期から実施されている会計情報の信頼性を担保するための内部統制組織の構築、運用上の問題。
 中小、中堅企業といえどもこの二つの問題とは無縁ではない。
制度会計、管理会計、意志決定会計いずれをとっても業務系のシステム構築は必須だし、そこから導かれるデータの信憑性が担保されねばいずれの会計データも無価値なものとなるし、場合によっては将来に向けての意思決定に対してミスリードしてしまう事にもなりかねない。
 各現場業務の分掌の把握と体制の確立、各サブシステム間の連携およびそこから導かれる会計データの確立とその処理データの活用が企業の中長期的発展の要となろう。
 そう言った意味で、会計データの活用が企業の盛衰を決定する重要な要因となることは明白である。
この事に気づくか否かが企業の明暗を分けることになるだろう。
 せっかくの会計システム投資をするなら自社のために活用せずして誰のための投資か!

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