ダッカという都市
去る日曜のNHKスペシャル「沸騰都市」をご覧になっただろうか。
バングラディッシュの首都人口1,200万人の都市である。
そこで展開されている世界最大のNGO組織BRAC(資金500億円、11万人のスタッフ)の取り組みについて取り上げられていた。
企業家として起業する人たちへの少額な融資、スラム街に住む貧民へのマイクロクレジット(バングラディッシュの農村部で展開されているグラミン銀行という仕組みの都会版)という5人組連帯保証の無担保融資。
なんと、その貸し倒れ率0.3%(1.000分の3)という低さは、まさに驚異的である。
その彼らが等しく口にするのが政府は当てにしない、自らがチャンスを見つけて挑戦するんだと。
50万円、マイクロクレジットに至っては1万円から1万3千円の規模だが、みな夫々のチャンスに賭けて喜々としている。
今に、日本を追い抜くよと口にした貧しい人の言葉が印象的であった。
人は、いかに貧しくとも人の信頼は裏切らないものだと痛感した。
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