今時の価格戦略
今、大手流通系ではPB商品がもてはやされているようなのだ。
プライム・ローン問題に端を発した資源高により景気は低迷気味で、原料高にも拘わらず商製品価格は低落傾向にある。
いい例が、燃料費高騰で休漁して需要を喚起しても一向に値の上がらない魚。食材が高騰している外食産業の価格引き下げ戦略。値上げした食品の販売不振と減量して値下げしたPB商品の好調な売れ行き。
今日本では、価格に対する反応が非常に敏感になっている。
一方、所得階層別、ないし地域別による分析でいえば多少異なった結果も出ているようだ。
一般に価格弾力性の高低はその商品の価値と可処分所得の多寡に依存する。
収入別の消費スタイルを①プレミアム消費②利便性消費③徹底探索消費④安さ納得消費の4つに分けられるが、今時の消費は機能・品質プラス価格なのである。
中小企業の戦略は、価格競争市場で争わないことだ。
一品主義の独自性や即時性・きめ細かさで勝負だ。
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