経営承継と経営革新
昨日、TKC千葉会の京葉支部主催の経営承継サクセスプラン2008のセミナーの講師の一人を務めた。
TKC は、昨年まで経営革新の取り組みを展開していたのだが、今年は一変して、何故、経営承継なのだと、との話も多く聞いている処だ。しかも、事業承継ではなく経営承継なのだとも。
実は、こう云うことだ。
何故、事業承継ではなく経営承継なのかと云えば、この時代の中小企業の役割及び現状から一企業の承継話ばかりではなく、全企業に占める中堅・中小零細事業群の割合の大きさ(全体の99.7%)と同じく雇用者数の多さ(全体の70%)という、その社会的な影響力の大きさにある、つまり社会問題なのだ。
その一方で、この中堅・中小零細企業の経営者の平均年齢が61歳を超えていることも大きく関係している。
この雇用確保を含め、地域経済に大きく貢献し、影響力のある企業のスムースな承継が愁眉の急である。
この前提として、企業の存続・発展であるが、これを支えるのが不断の経営革新というわけである。
イノベーションなくして企業の存続・発展はない。そのことを、経営者は自覚すべき義務がある。
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