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2009年8月11日 (火)

さらば、老人大国

 経済紙に同様のタイトルで特集記事があったので、ここでも書いてみる。
民主主義は国民の総意を反映させるための政治手法である。
それを主権在民という。
 翻って、今の日本はどうか。
まさに高度経済成長をそれと知ってか知らずかそれなりに支えてきた、否、支えてきたと思っている人のその人生の後半の経済生活に関心が集中しているとしか思えないような風潮とこれを助長するようなマニュフェストばかりだ。
 前記の特集の中のコラムにある生物学者がコメントしていたが、彼の言うとおりだと思う。
小さな動物はわずかな環境変化でバタバタ死ぬが続々生まれる、大きな動物は多少の変化には耐えられるがそれを上回る環境変化に対しては対応ができず絶滅すると。
 現代人は計り知れない長命という時間とそれを支える膨大にお金のかかる制度を手に入れた。これを手中にした者はこれを手放さない。しかし、このことを許さない時期がきっと来る。
 これからの老人は早くその権限を次世代に譲り、死なない程度に密やかに生きろと!
その通りだ、経営も人材の育成と世代交代が進まねばその後の継続は保証されないのは自明の理だ。
集団で生きる野生の動物の種の保存の摂理に学ぶべきだろう人間が!

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