説得力
TKCのある委員会での事。当委員会は所掌する地域経済団体向けに「経営革新塾」、「創業塾」の開催を提案し講師を派遣している。
また、当TKCにはその標準テキストや講師マニュアルまである。この他にも、各事務所で毎年開催する経営革新セミナーにおけるツールも完備しているのだ。これで完璧だ、後は開催するのみ、と云うのは提供者側の論理だ。
ここで一番重要で厄介なのは参加者を募集し、参加者の共感を呼ばなければならないことだ。参加者が有益だと評価しなければ二度三度と継続はしていかない。
参加者が有益であった、これからも続けて参加したいと思ってもらえるかが重要であって、これは標準テキストやマニュアルの世界を超えている。
つまり、テキストにない実体把握と具体的な例示を豊富に提示できるかに懸っている。
その意味で、日頃の会計分野(出来ればあらゆる分野に対する好奇心も含むが)における事象を集約・整理し、インデックスを付けて体系化する(頭の中で)という癖を身に着けておく必要がある
人に理解してもらいたいと思うなら、共感してもらいたいと思うなら、それに相応しい訓練は日頃から心掛けねばならないのだ。
講師をやってその力量不足や空疎感を体験しなければ身につかない、経験が物云う。
« コンペで優勝 ! | トップページ | 健康と年齢 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 事業継続(2016.03.09)
- 経営改善(経営再生)(2015.03.04)
- 経営を複眼で見る(2014.11.27)
- 経営と承継(2014.10.28)
- クロスセッション(2014.07.17)
« コンペで優勝 ! | トップページ | 健康と年齢 »
コメント