無料ブログはココログ

« 国民の義務と租税法律主義 | トップページ | ゴルフ二人目の門弟 »

2010年2月26日 (金)

自民党と民主党

 政権交代が成されて早半年、まだ半年か。
それは兎も角として、この時期の(不況或いは停滞をいう)閉塞感には辟易としているご仁も多かろうと思う(今日は2.26事件のあった日)。
自民党が政権与党から去って野党になって見えてくるものも多い。
高度経済成長路線構想を掲げ敢然と戦後復興に乗り出した頃の自民党の存在。しかし成長の止まった頃の自民党の実体は官僚機構抜きでは政治が出来ない体質であった事は歴然である。
 一方、野党体質のまま政権与党となってしまった民主党。自民党のアンチテーゼはよろしいが政権基盤の無いままに脱官僚を標ぼうすることのなんと無謀なことか。
 あの、高名な藩政改革者の上杉鷹山でさえ10歳で婿養子になり19歳まで藩の現状分析と打開策構想やブレインづくりにかけている。彼は日向高鍋藩と云う宮崎地方の小大名の二男で米沢19万石の藩主としてお国入りしている。
ご存知のように米沢藩は120万石から19万石に減封され、しかも大方の家臣を向かい入れたために当初から困窮した。
 彼は米沢藩中興の祖である(童門冬二の「上杉鷹山」に詳しい)。
政治(政治に限らない組織全般に云える)の仕組みを替えるとき、いきなりは現体制は弄らない。問題は何か、誰が優秀で合目的的人物か、どう育てるか、組織を替えるのには時間がかかる。しかも利害関係者の共感も得なければならない。
 変革は一朝一夕には出来ないのだ。

« 国民の義務と租税法律主義 | トップページ | ゴルフ二人目の門弟 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 自民党と民主党:

« 国民の義務と租税法律主義 | トップページ | ゴルフ二人目の門弟 »