会計事務所のお仕事
昨日、顧問歴の比較的浅い会社の会長からお呼び出しがあったので参上した。
担当の話では、ここのところ業績が縮小均衡で利益は出ているものの売上が減少傾向にあり、役員はじめ従業員も含めてワークシェアリングに取り組んでいるところであるから、会計事務所の顧問報酬も協力してくれとの意向だと云う情報があった。
当日会長にお会いして日頃の無沙汰を詫び、現状の話や取り組みの話や先々の話をあれこれとされ一向に報酬値下げの話に言及されない。
そこで、当方から話を切り出した。皆さんが意図しないダウンサイジングの苦境にあるので、協力する姿勢を示しましょうという事で、当面2割カットで対応しますとお答えした。
我々の顧問報酬の中身は会計・税務の顧問としての仕事と経営に関するサポートも含んでいるもので、こう云うご時世であればこそその存在や役割が重要になってくると勝手の考えているのだが、世間はどうも違うらしい。
苦境だからこそ値下げか。ここは大いに疑問がある。例えば有能な社員に賃金カットで臨んだら彼は転職を考えるだろう。。
有用なものから欠けていってしまうだろう。それぞれの企業に合ったダウンサイジングの方法がある。カットとシェアリングだけでは解決しない問題もあると云うことだ。
会長には姿勢を内外に示す為のパフォーマンスには協力するが、業績回復の暁には見直しを要請し快諾を得た。
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