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2010年6月 9日 (水)

市場の二面性

 皆さんもご存じのとおり、経済取引が行われる「市場」と云うところは、供給者といわれる側とそれを求める所謂需要者といわれる側の出会う場所である。
物やサービスが不足していた時代と現代のように(つまり現在の日本のような環境)大抵のものが揃っていて特に不自由のない社会では市場に求められるものは明らかに違う
 市場で評価される価値はマズローの欲求の五段階説で云う原初的な欲求からより高度な、つまり、帰属の承認とか自己実現という欲求を満たすものだあったり、ロハス・スローライライフと云った感性に訴えるものが求められる。
 世の中が高度化してくると、寧ろ、根源的で原初的な生きることそれ自体が満足という逆説的な現象が起こってくるのは面白い。
全てが満たされてしまったと感じる国民の欲求はどこへ向かうのか!
現代の市場では、その求められている価値観をリサーチする事とか、その掘り起しとかいう局面でより高度な感性が求められているような気がしてならない。

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