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2011年1月21日 (金)

適応力とは

 「適者生存」について書いたと思うが、何時だったかは忘れた。昨日までの入院で松谷明彦氏の「人口減少社会の設計」という新書を読み終えた。先進国の中で世界最速で進む多死化つまり、少子高齢社会を迎える日本の採るべき道をマクロ経済学の観点から課題とその取り組みについて展開している。
 我が事務所の年頭のあいさつで我が国の企業、取り分け地域企業の視点として「DISCOVERY OF PARADIGM」と「成長戦略と脱成長戦略の調和」と云う2つのキーワードを挙げておいた。
 つまり、今、世界の産業構造は明らかに過去のものとは変わってきている、しかも不連続にだ。また、一方でこれを乗り切る方法としてより一層の生産効率化(特に労働生産性増加率の向上)を追い求めるものと、継続性や心地よさや快適性と云った心の充足感を充たす経済価値の創造とのバランスを求めてゆく事になるのだろうと!
 詳細は別に譲るが人口減少社会は設備投資優先の大量生産・大量消費を許さない社会だと知るべきだ。

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