倒産
今日の日経の地方版に帝国データバンク調べの県内の倒産情報が掲載されていたが、此処のところ倒産件数が減少しているという。表面的には評価されるべき傾向であるが、ご存じのように一昨年末から中小企業金融円滑化法の施行で貸出条件緩和の申し出を謝絶出来ない融資先の倒産が発生していないと云う見方も出来る。
つまり、倒産が繰り延べられているのではないかと。倒産は資金繰りに行き詰ってデフォルトを起こすことである。返済が出来なくなって経営の継続が出来なくなる事だ。前にも書いたが、無借金経営は商売をたたんでも倒産とは云わない、廃業である。廃業は経営を断念する事だから再生はあり得ない。
一方、倒産前の事業再生や再建は過去の垢を落とし、コアビジネスに特化するか成長分野への転身かである。
現在のリスケ企業でその再生や再建が出来る割合がどれだけあるのかは社会的に重要な問題である。
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