IFRS とBCP
過日、IFRSとBCPについてこのブログで取り上げた。この一週間、諸団体の会合や懇親会の席で挨拶のテーマに挙げて話をしたので、その概要に触れることにする。
IFRS「は国際財務報告基準」のことを指し、国際会計基準の事である。これは本当の意味での国際基準であり、アメリカンスタンダードが世界のスタンダードではなくなる。何れアメリカも従うことになるだろう、アメリカ追従の日本もこれに従うことになる。
また、BCPは事業継続プランのことで災害時や緊急時の事業の継続対策である。今回の大震災を経験してその存在がクローズアップされている。
よく耳にするサプライチェーンの遮断による供給不安もこれに当たる。
ところで、戦後日本の経済成長期に於ける富が、製造業、特に組み立て型輸出企業の裾野の広い垂直型分業によって生み出されていたとしたら、名も知れぬ零細な部品メーカーが被災して供給がストップすれば最終製品の供給がストップしてしまうというサプライチェーンの悪夢である。
富の背景はこのように脆いのだ。日頃から有事の対策は立てて於くべきだ。でなければ、どんな災難が起きてもジーット耐えるしか道はないと知ることだ。
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