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2011年6月10日 (金)

エネルギー

 最近の話題の中心は「放射線」である。東日本の大半が毎日のように一喜一憂している。何せ、目に見えないし、風に乗って漂う、降り注ぐと、まあ、大変な思いをしている人が多い昨今である。
 日本でのエネルギーの主力は電気に石油、ガスなどである。その電気、取り分け原子力による発電が問題視されている。これは世界的規模でである。
 電気は確かにクリーンエネルギーであるが、発電元はどうなのか。壮大な装置産業で石油やガス、ウランを燃やしているから大気汚染源でもあるし、ウランは正常時はクリーンだが暴走すると悪魔に変身する。また、生産地には立地条件があり、消費地との間には壮大な配線網が必要で、電気の半分近くは送電ロスと為る、極めて効率の悪い仕組みなのだ。
電気も「地産地消」が最も効率がいいし、発電時の排出物がクリーンなら大歓迎である。
 こんなシステムが実はあるのだ。コジェネレーターといい、ガス等から水素を抽出して空気中の酸素と融合させることで熱とお湯をつくるシステムのことだ。現に実用化されていて2、3百円で導入できる。
こんな話が何処からも聞こえてこないのは奇っ怪である。当のガス会社が武士の情けでライバルの危機を利用した商売を善しとしないのは分かるが!

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