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2011年7月22日 (金)

ゆでガエル

 心地よい水温に油断しているといざ脱出と思う時には余りの高温に身動き出来なくなっていることを云うらしい。この事ぐらい日本人なら誰でも知っている。
 しかし、自分の事や我が国、我が家のことになると途端に分からなくなるらしい。
この間、危機対応セミナーを事務所主催で催したが、最初に戦後日本経済史をそのトレンドとしてもう一度考察することをした。それは現在の世界景気の不況要因や大震災にだけに関心が行きがちでは対処療法的対策しか出てこない。これでは根源的対応にならないと思ったからだ。
 誰も、自分だけは、この国だけは、自分の家族に限っては例外だと想いがちだ。
しかし、これを断ち切る思考方法がある。それは当事者として内面を考察するのではなく、第三者的に高みから自分を俯瞰する訓練をしておくことだと私は思っている。
 経営戦略的にいえば、外部環境分析を先にしてから内部環境分析をおこなうことだ。

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