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2011年11月16日 (水)

TPPと東アジア共同体

 過日、APECハワイで野田首相がTPP参加交渉協議に入る旨の表明があった。この段階で日本のスポークスマン(官房長官)とアメリカの報道官の交渉範囲について理解の相違と云う奴が表面化したとある。言ったとか言わないとか、日常でもよくある。しかし利害が絡むとややっこしいことになる。この場合外交だから国どおしの駆け引きがあることは歴然である。訳も分からずヒステリーになる必要はない。外交が旨く行かないその遠因は全て国民にある。自分達で作った国であり、政治家や官僚達であるのだから。
 また一方にASEAN+3とか6とか言う経済圏が取り糺されている、ある時突然この構想を披歴した首相がいて皆びっくりしたことがある。
 何れにしても、TPPのアメリカと東アジア共同体構想の中国との利害の調整がつけば格段に大きな自由貿易圏が生まれる。
 日本もそろそろ、こんな構想のかけ橋と為らん位の気概を示すことは出来ないのか。

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