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2012年6月13日 (水)

リーダーの罪

 タイトルには書かなかったが、一国のリーダーの犯罪として最近挙がっているのが、アフリカのリベリアの元大統領の犯罪である。リベリアと云うと、租税回避地とか世界の船籍登録地として有名であるが、最近は、隣国の騒乱に手を貸したと云う罪でハーグの国際司法裁判所に提訴されたとか、されるとか話題になっている。
 一方、わが国では、昨年の福島第二原発事故の真相究明がされている。当事者の東電の関係者はじめ、その当時の首相や閣僚にまで調査が及んでいると聞くし、その過程の断片も報道されたりしている。敢えて言えば、今回の災害は局地的には大規模で甚大な被害を出した災害であったことは事実であるが、これをもっと不幸なと云うか、全国的ないしは日本国全体の問題にしてしまったのは、やはり、何と云っても原発事故であるし、加えてその事故対応であったと云える。
 その時、時の政治家は何をしたのか、また、何をしなかったのか、事実を明らかにしてほしいと思う。当事者の「主導すべきこと」と「門外漢の介入」の意味の解るリーダーが必要なのだと思う。

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