恐れを知らない
今日、税務調査の顛末の件で成田税務署に赴く時のことだ。うちの事務所を出て最初のT字路を左折して国道方面に出るのだが、左側から来る右折車の多くが大きく切れ込んで曲がってくる。反対に事務所側から左折する車は左の縁石を気にする余りセンターよりを走る。これでよくこの交差点で事故やトラブルが起こらないものだと思っている。
日本人が他者の事を視野に入れずに生活するようになったのは何時頃からだろうか。嘗て、日本人の美徳(江戸しぐさを考えてほしい)は他者への配慮であっと思う。狭い道ですれ違う時の「傘かしげ」の様に!
自分本位で他者の存在を無視する文化とは如何なるものか、釈迦は云っている「自分を愛するように、他者を愛せよ」と、人は自分が大事と思うように他者も自分が大事なのだ。この事を市場の論理の様に各自の欲望がぶつかり合う処に公平な財の配分があると云った論理が及ばない、他者の人格を大事にする世界が嘗て日本には存在した。
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