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2012年9月18日 (火)

偏狭なナショナリズム

 今、イスラム教社会の中の原理主義的階層の米国風刺事件への過剰反応と謂い、尖閣諸島の領有権帰属の日中双方の対立や反日行動や国内の偏狭なナショナリズムの台頭と謂うような、視野の狭い庶民感情の中の浅薄な排他的な主張が跋扈している。 
 いつか辿って来た道である。領海問題は国際問題であり、外交問題である、お互いに主張があるから対立する。これを国家間の問題として冷静に解決して行くのが、外交である。一方で、国民の隣国に対する対抗意識や低俗な愛国心にはこの問題を冷静かつ国際問題として他国の支持を得る様な視点の努力がいる。
 大衆の暴走を国家が制御できなくなる危険を絶えず気に懸けていなければならない。そう、大衆は暴走するのである、そして誰もその責任を取らない。

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