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2013年2月 4日 (月)

眼から鱗

 先週末はハードであったが、大変充実した週末を過ごすことが出来た。先月はその大半で週末が立て込んでいて、休みが取れず、曜日の感覚がマヒしてしまったが、今週とて同じである。しかし、此処数日は今まで経験することが出来なかった体験をすることが出来、是もいい経験と思っている。
 金曜日は商工会議所のある部会での講師(内閣官房参与となったあの藤井聡教授)と講演後の懇親会でご一緒したし、土曜日は中小企業庁企画で補正予算のついた金融円滑化法期限切れに対応した出口戦略支援機関向け(コンサル)研修の講師を務めてきた。
 此処でも眼から鱗の展開があった。此処に参加するコンサルは国の認定を受けた金融機関職員、中小企業診断士に弁護士、税理士に公認会計士といった多彩な顔ぶれである。
 中には、中小企業再生の真っただ中で活躍しているコンサルもいて緊張する講座である。
その中で、私に貴重な感想を述べて頂いた方の意見を描いてみる。「挙がってくる再生案件の大半の決算書は信用できない、つまり、街の税理士の作った決算書は粉飾だらけだ。会社を異常化させた経営者の根性は腐りきっている。」等々。
 世の中の大半の人の感想と大して違いはない。本人たちだけの常識の世界に生きてきた。そもそも世の中の常識の埒がいである。本人たちだけが其れを知らないと云う不幸。
 この指摘に憤慨していた若手のTKCの講師(信頼できる税理士もいる(TKC会員のこと)と)。経営改善や事業再生のそもそもの目的は、社会的有用性のある事業を救い、地域の雇用を確保することにある。その話に辛口のコンサルから共感のお言葉を頂いた。何に付けてもその本来的使命を捨象して物事を進めてはならない!

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