税務コンプライアンス 2
昨日、税務コンプライアンスについて書き始めたが、話の展開がズレテしまったので、ここで、税務コンプライアンスとは何かについて纏めておく。
最近、国税庁は企業の税務に関するコーポレート・ガバナンスへの取り組みの評価を始めている。その大きな柱は税務コンプライアンス(法令遵守)の評価でもある。内容は、① 経営者の納税姿勢 ② 経理、監査部門の充実度 ③ 内部統制組織の整備・運用の程度 ④ 税務に関する情報の社内共有化と云ったところの機能評価である。
これは、中小企業にも十分にあてはまることなのである。いま、国税庁も税理士も納税意識が高く、経理体制の整備された一定の企業に「書面添付」と云う納税環境に関する税理士のレポートを添付する制度がある。税理士への意見聴取で内容の合理性が認められれば、現場の調査が省略されると云う制度でもある。わが事務所も多くの「書面添付」を行っている。大半が調査省略である。
もう一つ、敢えて言うならば中小企業も内部統制組織の整備は必須である。これは経営戦略上も、経営管理上も企業の対外的な評価(信頼性)にも繋がるものである。
« 税務コンプライアンス | トップページ | 週末 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 事業継続(2016.03.09)
- 経営改善(経営再生)(2015.03.04)
- 経営を複眼で見る(2014.11.27)
- 経営と承継(2014.10.28)
- クロスセッション(2014.07.17)
« 税務コンプライアンス | トップページ | 週末 »
コメント