狷介固陋 !
母が脳梗塞を患って凡そ10か月が過ぎた。今は市内の老健でリハビリ中である。最初は家に帰ることを考えてトレーニングを積んでいたが、当分帰れないと知ると寂しいと訴えることもあった。愚図るのかなと心配したが、今はその気配もない。
元気な時は自分の流儀や考えを決して変えない(老いては、子に従えないという頑固なこと)という、謂わば、狷介固陋タイプであった。
今、私と妻は毎日曜日母のいる老健を訪れる。母は昔と全く変わり、我々の訪れることに素直に感謝の気持ちを表す。昔と全く異なる。
毎週母のもとに通う僅かな車内での妻との空間に幸せを感じることが多くなった。30年以上母と同居し、体の不自由な父も介護した。そして娘たちも独立していった。これからの夫婦のことを考える時間はうーんと増した。両親と同居し介護も経験した夫婦ならではの時間がゆっくり流れる。
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