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2015年3月13日 (金)

3.11

あれから4年、災害や紛争後はまず、人命救済の救援、復旧、そして、復興と云う順序になる。特に復興とは災害が起こる前に戻せば事足るのでしょうか。
 元々、東北地方は過疎地である。失われた過去を取り戻すだけでよいのでしょうか。私は違うと思う。原発事故は想定外だが、過疎地を襲った大津波は果たして災難だけだったのでしょうか。ノアの箱舟ではないが、真っ新になった大地には過去を越えて革新的な街づくりをせよとの天の啓示とも取れるからです。大胆な復興プランとやり遂げる熱意が必要でしょう。
 台湾が清国から割譲され、日本の統治下、時の児玉源太郎総督の元、台湾の都市づくりを担ったのは関東大震災後の帝都復興の復興院総裁の後藤新平である。台北は19世紀の先進国に負けない都市となった。彼の先見性によるのであろう。今、彼に匹敵する人物がいたらなあと思う。因みにその時の農業技官はあの新渡戸稲造である。

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