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2015年5月12日 (火)

地域創生

 最近は、地域創生だの日本創生だの喧しい。維新後の急激な国力増強には絶対的な中央集権型国家の創生は必然であった。がしかし、日本は本来中央集権型の国家であったのだろうか。古代の小国家群、中世の荘園文化や近世の封建制は結構地方文化が独自性を持っていたのではないか。
 これからの地方創生は地方の資源、人材、文化をグローバルに展開していく位の発想が無くてはならないだろう。
 島根県の隠岐の島の島前高校は国内だけでなく広く世界から島留学生を募っているという。中世のイタリアは小国家群が競い合っていたが、例えばフィレンツェのメジチ家などは世界各国と貿易をしていたし金も貸していたという。地方から世界を窺がう位の展望がいる。

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