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2016年3月 8日 (火)

中小企業の経営戦略

 あるクライアントの役員から執行役員制の導入についての相談があると担当が伝えてきた。所謂、執行役員は会社法上の役員ではない、単なる従業員に過ぎないが呼び名が如何にも役員を想起させる。ひょっとすると企業の陰謀で恰も役員の様に思わせ職務に励ませようとする魂胆かとも思えてくる。
 会社法に出てくる執行役は役員だが、委員会設置会社に認められた役員であってこの機関を置かない会社には無縁のものだ。
 執行役員を最初に置いたのはソニーと云われている。取締役として意思決定から執行、監視と職務内容が多岐にわたるため、人数を最小にし、意思決定と監視に重点を置き、社員の中から執行についての責任を持つものを選んで執行に当たらせようとしたものと云える。
 一般に役員になるための登竜門とも見えるし当事者もそう思っている人は多い。しかし、中小企業にその職位はいらない。

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