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2016年6月 6日 (月)

アメリカの会計事情視察

 次の日曜日から一週間、アメリカ西海岸のサンフランとロスの会計事務所や金融機関等を視察して回る。キーワードは会計におけるFINTECHの最新事情である。
 会計についての最先端は今でも米国である。日本ではクラウド会計と云って全自動で仕訳から帳票作成、決算書まで会計の知識なしに全部出来てしまうかのような喧伝がされている。嘘である。会計は全てが手続だったり、作業の塊だけではないのだ。認識と評価、収集・分類と云った判断が介在するのだ。
 これからの中小企業の会計の近未来図は電子申告に添付した財務諸表を会社の承諾の基に金融機関の融資判断の重要なデータとして、また、諸申請や登録などに使う構想だ
 決算書の信頼性の高さは専門家の介在の程度に拠るし、同一性は行政が担保する。専門家の存在は作成マターの存在などではなく証明機関として存在するのだ。その使命を忘れては為らない。

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