最近の相続模様
最近、昨年の相続税法改正によって相続税申告案件が倍増している。都内のコンサルに拠れば、首都圏では申告件数が倍増だそうだ。相続人の数にもよるが標準所帯(夫婦に子供2人)つまり相続人3人だと5千万円も相続財産が有れば申告の必要を検討しなければならない。大雑把な見当でいえば、7千万円程の財産のうちに100坪以内の自宅があり、配偶者が居れば特例適用で申告は必要だが納税が発生しない方が大半だろう。
しかし最近私どもの事務所を訪れる相続税申告案件が5千万円程度の方でも相続税が発生してしまうケースも多い。
それと最近の相続財産の構成が不動産中心から金融資産特に株や投資信託などの割合が格段に多くなっている。老後の生活不安がそうさせるのかも知れないし、親族特に老後の子供による扶養が期待できないことがその大きな要因なのかもしれない。配偶者が認知症で長生きするようなケースも想定した相続対策(相続税だけでなく相続全般について)が必要である。
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