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2018年9月 5日 (水)

観光立国の罠

 日本は観光立国を目指すと言っているが、手放しで大歓迎は出来ない。何故か、いま世界で有数の観光国は何処か考えてみよう。フランス、イタリア、スペイン、ギリシャなどは年間のインバウンドは数千万人規模で観光は各国の重要産業だ。
 観光資源は史跡に文化(ミュージアム)、都市や自然の景観だろう。大半は過去の遺物つまり廃墟である。終わった文化の名残なのだ。
 人はいても物は造らない、おもてなしとか言って愛想を振りまくのを生業とする、これは亡国の仕儀そのもの、だからギリシャなどは失業者を公務員に仕立てて国家財政の破綻への道を歩んだ。観光立国は心して取り組まなければならないテーマである。

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