労働生産性について
最近、日本の中小企業の労働生産性の低さが話題になることが多いが、そんなに労働生産性が日本の将来を決める重要なKPIか。最近大手電機メーカーからの転身社長の評判が良くないとの報に接して考えることがある。上場企業の使命は高付加価値化とシェアの拡大にある。いわば工業化の最先端を行く使命がある。当然労働生産性を追求することになるし、イノベーションの追及がし重要課題となるのは自明である。
しかし、中小企業にそのまま当てはめて議論するのはチョット可笑しいのだ。無駄を無くし合理的に物事を進めるのがベストとは限らない世界があるのだ。中小企業が生産性ばかりを追い求めていては需要の喪失に繋がりかねない世界もある。ハンドメイド、クラフトの創作に価値を見出すことも、豊かさの中でのテイストとしては高級な価値と認めることも必要である。豊かの中で真の豊かさを求める市場のあるのだ。心して議論するがいい。


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