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2024年2月16日 (金)

熊本行

 一昨日、昨日と二日間、商工会議所の議員研修で今話題の熊本へ研修旅行に行ってきた。ここの特徴は市街地の中心が将に54万石城下の中心で、城が行政の中心である珍しい城で戦国時代の末期、平和な時代を先取りした行政中心社会を見通した立地である。

 2016年4月突然起こった巨大地震の為、熊本市を中心にかなり広範囲に亙り甚大な被害が発生その影響は今も生々しく傷跡を残している。因みに熊本城の完全復旧にはあと28年もの歳月が必要なほどの深刻は被害である。

 一方でこの24日にオープンする予定だと聞くTSMCの現地法人のJASMが立ち上がると謂う。熊本空港近くにある工場周辺は未だダンプカーが行き交い周辺の住宅開発でも将にバブルで雇用にも周辺企業に影響があると最後に訪れた再春館製薬所のガイドが謂っていた。

 その再春館製薬所の経営方針は地域企業を意識した完全自前主義、ローテクに徹し、非上場の地域企業の鏡の如き参考モデル企業だ。営業部門の入るワンフロアーの中心に若くバイタリティー溢れる50代のオーナー経営者が座り、率先マネジメントを見える形で実践している。

 最初に訪れたサントリーのビール工場と好対照で工場に人が溢れていた。

 TSMCの熊本工場と謂い、再春館製薬所の人手を要する経営と謂い、コンパクトで付加価値の高いものを創る手法に地方の再生のキーワードが隠されているようだ。

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